株式投資をする際に移動平均線はずっと付き合う最もオーソドックスな指標です。移動平均線には種類があります。株式投資において移動平均線の基本的な見方を覚えておくことで今後の売買の際に役に立ちます。ではどういった種類のもがあるのでしょうか?
株式投資の際に意識する移動平均線
株式投資の売買において移動平均線はとても重要です。なぜなら皆が見ている線だからです。また重要な場面で度々機能することが多いです。しかしそれぞれがどういった意味をもっているか意識してみているのと見ていないのでは今後の投資経験を積む上で上達具合が変わってきます。一つ一つ理解していきましょう。
5日移動平均線
これは直近の過去5日間の株価の平均値をつなぎ合わせて線にしたものです。英語でMoving Averageを略してMAと呼んだりします。その場合は5MAという表記になります。この5日移動平均線より今の株価が上にあればそれだけ買い意欲が強い、旬な銘柄と見ることが出来ます。新興銘柄でどんどん上値を取っていくような銘柄はほとんど5日平均線にタッチして
調整したりするものが多いです。なので5日平均線に添って上がっていく銘柄は基本勢いがあるのも特徴です。デイトレやスイングの方は特に見ておいたがいいと思います。
25日移動平均線
過去25日営業日の株価の平均値をとって線にしたものです。25MAと略したりします。
デイの方も中長期の方も皆が意識する線です。というのもこの線に対して株価の調整(下げて押し目を作ったりすること)をしたりすることが多いのでおおまかな目安となりやすいです。またスイングの場合は25日線を株価が割ったら一旦手仕舞ったりロスカットする場合にも機能して使ったりします。また25日線の向きが上向きか下向きかで上昇トレンドが下降トレンドかを判断出来ます。ボックスの動きの場合は25日移動平均線が横に波打つ傾向があります。トレンドを掴むのには絶対必要な移動平均線です。
75日移動平均線
過去75日の営業日の株価を平均して線にしたものです。長期投資の方がこの線を基準にして売買したりする目安になることが多いです。75日線も25日線と同様にトレンドを掴む上で大事です。25日線が上向きでも75日線が下向きの下降トレンドであれば株価は上がっていてもいずれ下へ跳ね返されます。なので75日暹は全ての移動平均線を見る上で
長期的なトレンド把握の上では最初にチェックしておくべき線です。
200日移動平均線
過去200日営業日の株価の平均値を線にしたものです。約1年分の平均値の線です。
普段はそこまで意識する必要は無いかもですが海外の長期の投資家やヘッジファンドなどが
見ている線です。何かの節目となる時にこの200日移動平均線が絡んでいたりします。
チェックすること
特に5日、25日、75日の3つの移動平均線はセットで常に見るようにしましよう。この線のそれぞれの向きや位置の時に株価はどのような動きをしやすいかを見ておくことは大事です。
特にこの3本の移動平均線がクロスするときは強いトレンドや動きが出やすくなります。
また上昇トレンドの時は3本とも上向きですし下降トレンドの時は3本とも下向きです。5日移動平均線が上向きでも75日移動平均線や25日移動平均線が下向きの場合は大きい移動平均線の向きに株価は戻されやすくなるので注意が必要です。毎日株価のチェックと共にこの移動平均線の向きや位置関係においてどういう動きになりやすいか自分の中で経験値を積んでいくことをオススメします。
いかがでしたでしょうか?株式投資をする際には必ず大事になってくるのが移動平均線です。また世に広く知られ投資家が意識しているのがこの移動平均線です。株式投資の際は移動平均円より株価の位置などに目がいきますが時間があるときは拡大したりして移動平均線を見てみると発見があったりします。特に25日移動平均線の繊細な動きまで捉えておくと株式投資の中上級者になってきた際によくわかると思うので是非今のうちから意識してみてみて下さい。
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