株を始める際にFXとの違いがわからない方が多いと思います。筆者ももともとはその一人でした。どちらにもメリット・デメリットはあります。では株とFXとの違いはどんな点にあるのでしょうか?一緒に見ていきましょう。
投資初心者が迷う株とFXの違い
株式投資を始める際にFXとごっちゃになっている方が最初は多いです。株式投資にしろFXにしろ基本的な違いは知っておいて損は無いはずです。株とFXの違いについて説明していきます。
①投資しているものが違う
まず株は企業に対して投資をしています。それに対してFXは国の通貨に対して投資しています。FX=foreign exchange(通貨の交換)という意味です。株は一部上場からマザーズ、ジャスダック市場含め4000社以上あるのに対し、FXは約50通貨ほどになります。しかし実際に投資出来るのは10カ国程度になります。
②レバレッジの違い
レバレッジとはてこの原理です。株とFXの違いで大きく違う点の一つでもあります。要は少ない資金効率で売買ができるという意味になります。FXの場合は海外業者では最高200倍まで取引出来たりします。株の場合は信用取引で3.3倍までなのに対し、FXは25倍まであります(法人口座の場合はそれ以上のレバレッジをかけられる)。またFXの場合は海外業者では最高200倍まで取引出来たりします。株式取引は値動きも大きいこともあり最高3倍までの取引までになっています。ただ信用取引は6ヶ月以内精算の必要性がありそれまでにかかった金利を払わなければならないという点が異なります。またFXは自己資金が数万円からでもレバレッジ掛けられるのに対し株は信用取引するのに約30万円は最低必要になるという点も違います。
③取引期限
例えば株の場合で信用取引で売買して長期保有する場合は6ヶ月という期限があります。自分が買ってから6ヶ月以内に何処かで売らないといけないのです。またその間に信用で借りた金利も発生しているので払う必要があります。逆にFXでドル円を安い時に買って半年以上長期投資でほったらかしておくとします。半年を過ぎても手数料としての金利はかかりません。
④取引時間
株とFXの違いでよく言うのが取引時間です。株は市場が朝の9時〜午後3時までです(11:30〜12:30までは昼休み挟む)。またPTS(私設取引)というのがあり17:30〜23:59(証券会社によって異なる)も取引しようと思えば出来ます。FXの場合は東京市場、ロンドン市場、NY市場などずっと市場が変わるがわる開いているので24時間売買可能です。
⑤金利と配当がある
株とFXの違いで株には配当、FXにはスワップポイントがあるという点が異なります。
まず配当とは、年に1〜2回(会社によって異なる)配当金がもらえることが出来て
権利確定日だけ持っていれば貰えます。ただだいたい流れとしては権利確定日に向けて3ヶ月前から買って権利確定日前日までに高値でキャピタル・ゲインだけ取る人も多く、配当金目当てで権利日だけもっても値下がりによりトータルマイナスになることもあるので配当狙いの場合は銘柄などよくみて決めたほうが良いでしょう。
FXはスワップポイントがあり、これは通貨の金利差に対して発生するものです。金利差を365日で割ったものを営業日ごとに受け取ることができ毎日金利が貰えます。
そして投資資金に対して25倍のレバレッジの場合は金利もその25倍の金額に対して払われます。例えば100万円で25倍レバレッジで2500万円の運用で年利3%の金利差の場合→2500(万円)×3%÷365日=750,000÷365=2054.79円
約2055円が何もしなくてもあなたのポケットに入るということになります。
ただしスワップ狙いで注意なのがスワップ狙いの場合は長期保有になるので基本は25倍のレバレッジだと為替変動により上下に振らされた際にロスカットが発生するリスクもあります。そのため実際スワップ狙いの場合は元での投資金額を増やして1〜3倍のレバレッジで
運用するのが安全と言われています。
いかがでしたでしょうか?株とFXの違いでおおまかなものを述べてみましたがご理解頂けましたでしょうか?株とFXの違いでメリットもデメリットもどちらもありますが、大事なのは
自分にあった投資法でやってみるということです。株式投資のみをメインにしたとしても
為替の動きは気にする必要はあります。ポイントポイントの時だけ参戦することは可能ですので初心者のみなさんは上記の株とFXの違いを前提においてチャートを見たりして慣れていくといいでしょう。
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